強迫性障害の子供〜5歳で発症した娘〜

5歳にして強迫性障害を発症した娘の成長を通して、同じ悩み、不安を持っている方々が笑顔になれるように、希望が持てるようにと願い発信していきます。

強迫性障害の娘小学校に入学

この入学には不安しかなかったです。

カウンセリングの先生には、入学したら、すぐに先生に言うようにと言われていたので、入学式の午後、改めて学校に出向き、担任となった先生におはなしをしました。

カウンセラーに言われたことは

➡︎特別扱いをしてもらう

なぜなら、強迫性障害は病気なのだから。

例えば、心臓に持病がある子供、上手く歩けない子供はあらかじめ、学校に病気の事を伝えて、配慮をしてもらうようにお願いしているはずです。

強迫性障害もそれらと同じなのです。

だから、遠慮する事はなく先生にお願いすればいいのです。だって、先生は人生の中でたった1年しかその子と関わりがないかもしれないが、子供達にとっては、たった1年でも先生に言われた事が心に残り、その言葉をこれからの人生一生引きずる事もあるのです。先生は、その子の今後の人生に責任を取れない。なので、きちんと知らせる必要があると言うことです。

➡︎特別扱いとは?

  1. 漢字の学習で、はね、止め、はらいなどで完璧を求めない。小学1年生の漢字の学習は、止め、はらいなどができていなかったら❌になってしまいます。また初めての漢字学習という事もあって、先生はそこを厳しくチェックします。ですが、これを強迫症の子供に厳しく注意してしまうと、不完全恐怖の闇に陥る事になるのです。「きちんと書かないといけない!きちんと書けてるかなぁ」と不安に思い、何度も何度も書き直してしまうのです。なので、先生にはこのように伝えてもらいます➡︎(止め、はらいが出来てなかった場合)これでも、もちろん読めるし、合ってるんだけど、こうした方が格好いいと思うから、次は、ここをちょっとだけこうしてみてくれる?とこんな感じ。決して「これではダメ!」などときつく伝えない。
  2. 先生に何度も確認しても、「聞いてなかったのか⁈」と注意をしないで欲しい、またはその確認に対して、いちいち答えないで欲しい。娘がもし、何度も先生に確認をしだしたら、それは怠慢ではなく強迫性障害と言う病気の仕業なのです。だから、その病気の対処法としては、確認行為が始まったら、確認に答えるのではなく、「今、忙しいから、お友達と先に〜をやっておいて」とか忙しそうにして、「あ〜、どうだったったけなぁ〜?」とごまかして、先生は先生の仕事を続行してください。
  3. とにかく、娘は病気なので、娘に注意する時は気を遣って頂きたいとはっきり伝える。とても分かりにくい病気で、パッと見は、病気だとはわからない。なので、他の先生方にもきちんと伝えてください。
  4. 何かおかしな行動をしているなと感じても、そのまま放っておいてください。

とこんな感じに先生には伝えました。この話を先生にする事に、私自身の中でかなりの葛藤がありました。それは、やっぱり、自分の子供が病気だと認めたくないと言うこと、そして、それが精神疾患であるという事。先生に伝えるのがすごくイヤだったのを覚えています。でも、そんな私の小さな見栄で、子供の人生を台無しにしてはならない!とにかく治さないと!と強く思い、先生に伝えに行きました。

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