強迫性障害の子供〜5歳で発症した娘〜

5歳にして強迫性障害を発症した娘の成長を通して、同じ悩み、不安を持っている方々が笑顔になれるように、希望が持てるようにと願い発信していきます。

それからの日々〜強迫性障害と共に〜

一進一退

それからと言うもの、娘の強迫性障害は消えることはなく、良くなったり、悪くなったりとその繰り返しでした。新しい強迫症状はと言うと、

【アリを踏むことを怖がる】

まず、どのようにしてこの強迫症状が現れたのかと言うと、

➡︎娘、「ありを見つけて、わざと踏んじゃった。どうしよう、地獄に落ちる、地獄に落ちる。私は悪い子だから地獄に落ちる」

と何か怯えてるかのように私に訴えてくる。初めはこれが強迫症状だとは気づかなかったのですが、強迫症状の特徴【繰り返し何度も】訴えてくるのと、アリを踏んだ直後ではなく、何日も前の事を何度も言ってくるので、強迫症状だと認識しました。

また、夫が以前言っていた子供の頃の強迫症状を思い出し、確信しました。

夫は「アリを踏んでは行けないとずーっと思ってて、下を向いてしか歩けなかった時期があった」と言っていました。

さぁ、このアリを踏んだら地獄に落ちると言う強迫症状に対する行動療法はと言うと、

➡︎わざとアリを踏む!

もちろん、生き物を殺す事はいけない事ですが、これが治療なのです。

この強迫症状が出たら、幼稚園に行く前でも、雨の日でも、すぐに私とおねぇちゃんと娘ちゃんと3人で外に出て、アリを踏みに行きました。

娘ちゃんは、「生き物を殺しちゃダメなのに、何でこんな事するの?殺したら地獄に落ちるからダメ!」とすごく嫌そうに怒ってきます。

でも、これをしないと強迫は治らないのです。なので、私とおねぇちゃんは、率先してアリを探して踏んでいました。そして、娘ちゃんもイヤイヤながら、踏んでいました。

しばらくするとこの症状は消えました。

今までの中で一番早く消えた症状だと思います。

さすが、行動療法!

さあ、認知行動療法を初めて、半年ほど経ちました。そうこうしているうちに娘ちゃんは小学校入学です。

新しい環境になって、ストレスも溜まるだろうなぁ…、私は入学が近づくにつれて憂鬱になっていました。

そんな私の気持ちとは裏腹に、娘ちゃんは小学校入学をとても楽しみにしていたのです。

それがまた、切なかったのを覚えています。

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