強迫性障害の子供〜5歳で発症した娘〜

5歳にして強迫性障害を発症した娘の成長を通して、同じ悩み、不安を持っている方々が笑顔になれるように、希望が持てるようにと願い発信していきます。

認知行動療法〜子供バージョン〜

強迫モードを落ち着かせる方法

さあ、前回のブログで、認知行動療法を開始しましたが、娘は治療をすると強迫モードに突入して暴れだすのであった。

では、娘に安心を与えずにどのように強迫モードから抜け出させるのかと言うと、

  1. 気をそらせる

これしかないのです!でも、間違えてはいけないのは、強迫のトリガー(きっかけ)を忘れさせるのでは無く、あくまでも気をそらせるのです。

なので、娘への声かけとしては、

  • 「今日は寒いねぇ〜、風邪ひいちゃったら日曜日に動物園行けないねぇ、そーいやー、この前はパンダさん見れなかったけど、今度はいるかなぁ?」
  • 「今日、幼稚園終わったら、お友達お家に呼んでもいいよ!何人ぐらい来てくれるかなぁ?」

とこんな感じに、娘の興味がある事に関して質問形式で終わらせる。

そうすると、娘はその質問に対して答えを見つけようと考えだすのです。

結果、不安から気がそれて、質問に対する答えの方が頭の中の割合を占めるので、いつの間にか強迫モードから抜け出せられるのである。

しかし、毎回これが成功するわけではありません。いくらこちらが気をそらせようと一生懸命声掛けをしても、抜け出せない時はあります。

そんな時は、テレビを付けて娘の好きな番組にする。そして、音量を少し大きくして、放っておく。

これしかないですねぇ。とにかく放っておく。強迫モードの娘の相手はしないようにします。少しで、相手にしようものなら、娘の強迫は、すぐにそこにつけ込んで、安心を求めようと暴れだす。だから、娘が自分で外に関心が向かうのを待つしかないのです。

ただ、ひたすら待つ

すると、娘の中の強迫も諦めるのか、いつの間にかテレビに夢中になり、いつも通りのかわいい6歳の娘に戻るのです。

ただ、この待ちは時には1時間、2時間かかる時もあります。

とにかく、私も娘も体力勝負で娘の強迫に絶対に負けないようにしなければいけません。

さぁ、この認知行動療法、正解だったのか、間違いだったのか、数日後にわかるのです。

 

次回へつづく


 

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